目次
「親力」で決まる!子供を伸ばすために親にできること
毎日教師として子供たちに接しているうちに、つくづく思い知らされたことがあります。
それは、子供は親の教育力つまり「親力」で決まると言うことです。
つまり、子供にとって、親の影響力は絶大かつ支配的だということです。
それはそうです。生まれてからずっと同じ環境で一緒に生活をし、同じものを食べ、同じ物を見てきたのですから。
私は、親たちのほとんどが自分なりに一生懸命頑張っていることを知っています。
しかし、多くの親たちは、子供を思う気持ちはあっても、具体的にどうしたら良いか分からないでいることも知っています。
「親力」で決まる!子供を伸ばすために親にできること
子育てをするにあたって、子どもにとって1番の理解者でありたい。きっと親なら誰もがそう思っているでしょう。しかし、教育者でない限り、どうしたら子どもが伸びる環境にしてあげられるかが分からない。そして、時にあまのじゃくな対応をする子どもに対してどう接したら良いのか分からなくなります。
そこで、こちらの育児本から、響くポイントを紹介します。
今このときを大切にする
シンプルにこれに尽きます!「今このときを大切にする」
あっという間に思春期になって、今度は子供が親と距離をあけるようになってきます。小さいうちにどれだけ子供と向き合って、会話してあげているかが大切になります。
子供を伸ばすコツは褒めることに尽きる
苦手な部分のみにフォーカスしてしまうと、叱ったり小言を言ってばかりの関係性になってしまいます。子供の長所をみてあげて存分に褒めてあげましょう。子供は自信がついて、プラスに転じていきます。
例えば、アニメにばかり夢中になっていたとします。親としては、その集中力やこだわりを勉強に向けてほしいと思ってしまいがちです。しかし発想転換すれば、その知識が、誰にも負けない、言わば専門家域まで詳しくなることで、子どもが伸びたりすることもあります。
ポイントは、誰に言われたわけでもなく、自分の好きなことを見つけて熱中できることができる子は素晴らしい!という部分にフォーカスを当てること。
ピグマリオン効果を活用すれば我が子を伸ばせる
ピグマリオン効果とは
教育心理学用語 コトバンクより引用
教師が期待をかけた生徒とそうでない生徒では成績の伸びに明らかな違いが見られたという。このことから、他者への期待値がその後の成長を決定づける大きな要因のひとつになると考えられている。
子どもができないこと、苦手なこと、などに目を向けてしまいがちですが、伸ばすためには可能性を信じることが大切です。
さらに親がしてあげることは、「大人側の工夫・冷静な指導・注意」です。子どもに気づきを与えられるように工夫すること、そして重要なのは怒っても何もならない。大人もそうですもんね。
プラスイメージの言葉が子供を伸ばす
同じことを伝えるのに、なぜか命令口調になってしまう。言葉遣いになれていないとどうしても下記のようなニュアンスでは伝えられません。
これから注意してみたいですね。
食器を置くときは静かに置くと上品だね
朝は早く起きると気持ちがいいんだよ
字を丁寧に書くとだんだん上手になるんだよ
靴下を脱いだら、洗濯機に入れてくれると助かるよ
テレビゲームはだんだん減らせると思うよ
反対に、
食器は静かに起きなさい
なんで食器を静かに置けないの
と責めるような口調にはならないようにしたいです。
子どもへの接し方 まとめ
子どもと一緒に生活している家族みんなに共有しておきたいことです。
特におじいちゃんおばあちゃん世代の人は、子どもを叱って育ててしまいがちです。自分の幼少期の頃はこうだったから...と悪気なくしてしまいますが、子どもが萎縮してしまわないよう気をつけたいですね。
教師の方が執筆しているので、会社員の私からしたら目から鱗のようなポイントが多く書かれていました。気になる方はぜひ一度読んでみてください。