出産直後から母乳がたくさん出たので、ずっと完母で過ごしてきた息子と私。
正直1年完母で過ごしていると、体が限界に近づいてきているのを感じてきていました。
赤ちゃんの頃とは違って、すくすく育ってくれたおかげで子どもの体重は増え、体力も増し、授乳回数こそ減ってきているけれど、文字通り「吸い取られていく」ような毎日でした。
そんな時、「断乳」と言えば、「夜間断乳」が主流だと思っていたけれど、
「昼間断乳」があるのを知り、試してみたところ、なんと1回で成功!!!
夜間とは違って、昼間なら、気を逸らすアイテムがたくさんあることが救いだったと思います。
これから昼間断乳を考えている方へ、ぜひ参考になれば嬉しいです!
目次
「卒乳」と「断乳」とは
そもそも「卒乳」と「断乳」の違いとは。
「卒乳」とは、赤ちゃんがおっぱいを欲しがらなくなり、授乳を卒業したことを「卒乳」と言います。
早い子では、生後10ヶ月で卒乳した子もいます。特長として、卒乳が早い子は離乳食をよく食べるため母乳やミルクを欲しがらなくなる子が多いようです。
「断乳」とは、お母さんが断乳する時期を決めて、赤ちゃんに母乳をあげないことを「断乳」と言います。
断乳の理由の多くは、保育園が決まって仕事復帰することになったから。1歳になったから。また、離乳食をあまり食べてくれないので断乳することにした。というお母さんもいるようです。状況の変化や、成長に応じて、きっかけがあり断乳を決めることが多いようです。
「昼間断乳」を決めたきっかけ
息子が1歳1ヶ月のある日、旦那に息子を預けて数時間外出していました。
帰宅してみると、息子は旦那の胸の中で気持ち良さそうにスヤスヤとお昼寝していました。
毎日のお昼寝のタイミングは、必ず授乳後だったのに。
息子は離乳食3回食になり、日中は1度だけの授乳。それもお昼寝前の1度だけ。
私がお昼寝の時間までに帰宅できないと、『おっぱいを飲まなきゃ寝れない!』と言わんばかりに張り裂けそうに泣き叫ぶ時期もあったのに、パパの抱っこだけでお昼寝できるなんて。。
びっくりして、旦那に聞いてみると、「寝ぐずりして、抱っこしていたら寝落ちした」と。
おっぱいマンだった息子が、「ママがいないならパパの抱っこで寝るしかない」と成長していました(泣)
決め手となったのは、私が不在時、授乳もミルクもおやつもなしで、旦那が抱っこで寝かしつけを成功してみせた日が、何回か続いたからです!
やっぱり昼間断乳してみよう!と決心しました!
「昼間断乳」時期のポイント
断乳に関する育児本を数冊読みましたが、共通して「赤ちゃんに無理をさせてはいけない」と言っていました。
息子はまだ保育園に通っていないので(当時:待機児童)、時期を決めて断乳したり、そもそも断乳を急ぐ必要はありませんでした。
それでも、昼間断乳を開始したのは、次のポイントがクリアしていて成長が見えていたからです。
※育児本を読んで、私なりに考えた息子が断乳に対して無理しないためのポイントですので、ご参考までに。
- 離乳食は1日3回食になっている
- 朝起きてから寝るまでの間、昼間の授乳回数は1回だけ
- 授乳をするタイミングは、お昼寝の前だけ
- お昼寝は体力がついてきて1日1回になっている
- ママが不在だと、パパの抱っこでお昼寝できていることが多々ある
いきなり断乳ではなく、旦那やいつも身近にいる人に預けて、
授乳の時間にママ不在にして(隣の部屋で様子を見るとか)
子どもがどう反応するのかを観察してみるのも良いと思います。
「ちょっと理系な育児」で母乳の大切さを伝えています。
私自身、完母で育ててよかったな〜と思ったことを綴りました。
「昼間断乳」を成功させる方法
- 旦那が連休の日から始める
- 息子が風邪をひいていないタイミングで始める
- 自宅で生活環境が変わらない、いつも通りの日から始める
- 授乳前に疲れて寝てもらえるようにアクティブに連れ出す
まずは、旦那さん、もしくは身近に子どもを見てもらえる人など、ヘルプ要員がいる日から始めるのが鉄則です!
私も旦那が連休の日から昼間断乳を始めて、2日間は授乳の時間(お昼寝前)になると、スッと姿を消して旦那に任せしました。すると、ママがいないと諦めたのか、すぐに旦那の抱っこですんなり寝てくれました。
いつもと同じ状況の家の中で始めることがポイント!
ママ1人で授乳時間を乗り切るためには、子どもに思いっきり遊んでもらって、疲れてすんなり寝る。というサイクルが1番手がかからなくてママが助かります。
午前中から支援センターや児童館、歩けるようであれば公園などでたくさん遊ばせて、いろんな刺激を受けさせてあげてください。帰宅するときには、疲れてコテっと寝てくれたりもしますよ!
「昼間断乳」レポ
ここからは、私と息子の昼間断乳レポをまとめました。
昼間断乳 1日目
旦那休み1日目。お昼寝前の授乳タイムになったら、旦那に息子を預けて、息子からママの姿が見えないように別室に避難。すると、泣いていたのに、ママの姿が見えないだけで、旦那の抱っこで10分以内に夢の中。
旦那よ、こんなに簡単にいつも寝るとは思わないでね。。
昼間断乳 2日目
旦那休み2日目。昼間断乳2日目も、旦那の抱っこですんなり眠りに落ちる。
昼間断乳 3日目
いよいよ息子と2人きりで昼間断乳する日。午前中公園に出かけて、たくさん歩かせて疲れさせてから帰宅。しかし帰りのベビーカーでは眠らず、家で寝かしつけをすることに。
案の定、ギャン泣き。「なんで?なんでおっぱいくれないの?」と目で訴えながらのギャン泣き。申し訳ない気持ちになりながら、
と何度も話しかける。
おっぱいが欲しい息子は、抱っこを海老反りで反抗する。海老反りされて抱っこできずに、寝かせる。というのを何度も何度も繰り返す。抱っこしても嫌がるし、寝かせるともっと嫌がる(泣)
ギャン泣きのまま、30分が経過した頃、葛藤し始める。
でもそれなら、この30分が可哀想なことしちゃってたことになるし。。
ママの都合で、授乳したり、断乳したりを繰り返すのが1番良くない。
って育児本に書いてあったな。。
そして、40分泣きわめいていた息子をもう一度抱っこし、背中をトントンしながら
と言っていたら、泣き疲れたのか、海老反っていた力が抜けてスッと眠りに入ってくれた...!!!!
やった!やっと!40分かかったけど、抱っこで寝てくれた!
それから1時間ほど寝てくれた。
無事寝てくれた!
「昼間は飲まない」ことに慣れるまでの辛抱!
昼間断乳 4日目
昼間断乳3日目に寝かしつけまで40分かかっていたので、4日目のお昼寝の時間が迫ってくると憂鬱に。
おっぱいがなくてもすんなり寝てもらえるように、朝ごはんをたくさん食べてもらい、たくさん遊ばせてあげた。(外出できずに、この日は家の中で過ごした)
そして抱っこしてゆらゆらしていたら、グズグズ言うものの、昨日のようなギャン泣きはなく、海老反りもされず、15分で入眠!
とびっくりするほど、すんなり授乳せずにお昼寝してくれた!
昼間断乳 5日目
5日目は、泣きもぐずりもせず、抱っこして5分でお昼寝できるように!
すごい成長!こんなに成長するものなの?!笑
夜の寝かしつけの時や、夜間は欲しがるだけ授乳をしているからか、昼間は抱っこで寝ることを覚えてくれたのかもしれません。
その後も、お昼寝するときは抱っこして寝かしつけしています。深い眠りに入ってしまったら起きないので、ベッドに寝かせています。
基本的に少食なのでおやつはあげていませんが、
お腹が空いたそぶりを見せたら、パンや果物などを間食にあげたりして、「お腹すいた = おっぱい」にならないようにしています。
「昼間断乳」まとめ
完母で授乳をしてきた息子が、昼間だけでも断乳できる日が来るなんて思ってもいませんでした。
始めるまでが色々と心配になりますが、始まってしまえば断乳を押し通すのみ。あっという間に断乳できてしまいます。こんなに簡単に離れるものなのかと子どもの成長には本当に驚かされます。
いくつもの育児本で書かれていましたが、子どもに無理をさせてはいけません。断乳をしても、離乳食をしっかり食べれるようになってから断乳することをおすすめします。そうでないと、子どもにしてみたら、離乳食もうまく食べれないのに、母乳ももらえない。とストレスが溜まってしまうからです。
昼間断乳をおすすめするのには、夜間と違って、母乳を欲しがったら離乳食をあげたり、抱っこしてお昼寝を促したり、お気に入りのおもちゃで遊ばせたり、好きなアニメを見せたり、ママ以外の人にあやしてもらったり。などあげればキリがないほど、昼間なら授乳以外に興味を持たせることが可能だからです。
夜間断乳となると、文字通り夜なので、子どもは【授乳せずに寝ること】を求められます。昼間断乳よりもかなりハードルが上がりますよね。初めのうちはどうしても起きてしまうので、ママも寝不足覚悟で子どもをどうにか授乳せずに寝かせることになるのですが、昼間だけでも断乳に慣れておく方がお互いのためにも良いですよ。
今後は卒乳に向けて、母乳外来も通い始める予定なので、またレポします!