息子1歳3ヶ月の記録。
首が座ったあたりから、添い乳ができる快適さを知り、それ以降はずっと夜間は添い乳で過ごしてきました。
ところが最近になって、新生児なみに夜間授乳を求められる...!
昼間断乳に成功している今、母乳の量が少ない、出ない。だから、息子は夜間に何度も授乳したがります。それでもお腹が満たされることはないようで、ずっとおっぱいを咥えている状態が続きます。
いくら寝ぼすけの私でも、ずっとおっぱいを咥えられていたら疲れてきます。
夜間授乳の回数が増えたことで、寝不足になり、私だけじゃなく、息子も辛い日々を過ごしていました。
このままでは、私も息子も不調な状態が続いて良くないと思い、ようやく「夜間断乳」を決意し、初めて母乳外来へ行ってきました。助産師さんにたくさんお話を伺ったので詳しくレポートします!
目次
断乳のタイミング
ママになって1番悩むのが、「断乳のタイミング」
私は完母で1年以上過ごしてきたこと、息子が離乳食をあまり食べないこともあり、断乳のタイミングが分からなくて悩みました。(完母だからこそ断乳は寂しかったり。断乳して離乳食も進んで食べれずにかわいそうな想いさせないかなとか...)
有名な育児本「ちょっと理系な育児」では、「母乳が出るのなら、母乳育児を。」と母乳の大切さを伝えていて、
WHOのガイドラインでは、2歳以上、かつ子どもが欲しがるだけ授乳をしてください。
と記載されています。(母乳が絶対。ではありませんが、私は完母だったので断乳ではなく卒乳を勝手に望んでいた)
断乳に踏み切る状況の変化
- 保育園が決まり、仕事復帰することになったから
- 第二子の妊娠が分かったから
- 子どもが1歳の誕生日を過ぎたから
この3つが大半を占めているようです。
私の場合は、保育園が決まらず待機児童で過ごしていました。時間に余裕があるからこそ、子どもが欲しがる間は授乳をしようと思っていたのですが、なんせもう母乳が出ない。体力的にきつい。
1歳も過ぎると子どもが歩けるようになり、毎日公園に連れて行き、炎天下の中帽子を嫌がる息子のために自分が影となり息子が熱中症にならないよう日陰を作っていたら、自分が熱中症になりそうな日々。
さらに夜間の頻回授乳で寝不足。と色々な条件が重なってきたら、家事をこなすこともしんどくなってきてしまいました...。
子どもの成長を身近でみているママが、
「授乳することが大変になってきた」
「そろそろ食事も自分で食べれるようになってきたから、授乳をやめてみようか」
と思った時こそ、やめ時!
断乳に踏ん切りがつかず、授乳を選んで過ごしていると私のように親子ともに不調な日々を過ごすことになってしまいます。
断乳相談のため母乳外来へ
まずは、ネットで近所の母乳外来を調べ、口コミをチェックし、来院日を予約。
電話して翌日に予約を取ることができました。
なぜ夜間授乳が頻回になってしまったのか、早くこの悩みを解決したい...!
翌日、母乳外来を訪れると、とても優しそうな助産師さんが出迎えてくれました。
ところで、なぜ断乳しようと思ったのですか?
離乳食も3食食べれるようになってきたので、やめ時かと思って...
頻繁に起こされて大変になってしまうママをたくさんみてきました。
その原因は、「お腹が空いているからなんですよ!」
夕食後、就寝前に軽食をあげてみてください。
ホットミルクやコーンスープなどで大丈夫です。夜間起きることが少なくなりますよ!
正直、そんな単純なことなの?!と思ってしまいました。
息子は、1歳を過ぎるまで全然離乳食を食べてくれず、苦戦していました。
最近ようやく食べてくれるようになり、完食できることが増えたけれど、もしかしたら完食できていたのは息子にとって量が少なかったからなのかもしれません。
突然食べれるようになると、どのくらいの量をあげて良いのか悩みますよね。
夜間授乳が頻回になって困っている方は、離乳食の量を増やしてみてください!
断乳までのスケジュール
- 断乳する日を決める(パパや母など協力者がいる日から始める)
- カレンダーに印をつけて、毎日子どもに断乳日までカウントダウンの声かけをする
- 断乳から1週間後に母乳マッサージをするための予約を取る
断乳を始めてから初めの3日間は激しく泣くことがあるので、協力者がいる日から始めるのがベストです!
そして、カレンダーに印をつけ、2週間ほど前から「この日でおっぱい終わりだよ」と声がけをして、それまでは子どもが欲しがるだけ授乳をしてあげます。母も断乳に向けて気持ちの整理。私は、昼間断乳していたので寝不足の夜間断乳をしばらく続けることに。。
断乳後、母乳マッサージのため母乳外来に行くときは、子どもを預けて行くのがベターです。
母乳マッサージの時に、子どもが近くにいると、断乳してから飲んでいないおっぱいをまともに見ることになって、おっぱいの事を思い出して泣き出してしまう子が多いそうです。寂しい思いをさせないためにも母乳外来はママ1人で行ける日を予約しましょう。
断乳後「母乳マッサージ」は必須!
以前、「母乳が残っていると、乳がんになる確率が上がる」という記事を読んだことがあります。
しかし、ネットの情報は誰が書いた記事なのか信憑性がないことも多いので、(最近ではGoogleが医療に関する記事を厳しく取り締まってくれていますが)助産師さんに聞いてみました。
大切なのは、断乳後に母乳マッサージを受けることです!
例えば、母乳が残っているとシコリになって、次の子を出産した時に、シコリのせいで母乳が詰まって出にくいケースがあります。
また妊娠を望んでいても、母乳が少量でも出ているとカラダが授乳中と判断して妊娠しにくくなったりもします。
断乳後はマッサージを受けてケアするのが理想です。
乳がんのリスクを減らすためにも、そして2人目、3人目を考えている方も母乳外来で搾乳してもらうことをおすすめしていました。
断乳後の搾乳は、搾乳器を使う予定でしたが、手でいろんな方向から絞った方が良いそうです!確かに搾乳器だと押される箇所が限られていますよね!
私も断乳成功したら、母乳外来で搾乳してもらいます。ついでに、産後子育てに忙しくできていなかった乳がん検診・子宮ガン検診も合わせて受けます。(自治体によりますが、検診費用の補助があります。ちなみに私の区は600円で検査できます)
乳がん検診は、断乳後でないと授乳中は母乳がレントゲンに白く写ってしまうため、乳がんかどうか判断することができません。
もしまた妊娠を望んでいるのであれば、妊活に入る前に乳がん検診を受けておくことをおすすめします。
母乳外来の相談費用
母乳外来では、助産師さんと1時間ほど問診を受けながら相談に乗ってもらいました。
断乳にまつわる不安を取りのぞいてもらい、料金は保険適用外の自費で、3,000円でした。
次回からは、いよいよ断乳後のおっぱいマッサージになります。3回セットで10,000円です。私の住んでいる区では、10,000円分の子育て支援券が配布されていますので、それで支払う予定です。
自治体によって子育て支援制度は異なると思いますので、是非調べてみてください。
母乳マッサージは、保険適用外のケースが多いかと思いますが、その後のリスクを考えると受診をおすすめします。
1年間で医療費がトータル10万円を超えたら、確定申告で医療費控除として申請することができます。見落としがちな鍼灸なども医療費として加算することができ、さらに同世帯なら家族全員分の医療費を合算できるので、意外と10万円を超えたりします。1年分の医療費の領収書は取っておきましょう!
夜間頻回授乳のその後
助産師さんにアドバイスをもらった通り、食事量を増やしてみたら、モリモリ食べるようになりました。
息子は少食なので、月齢の規定量より少なめにあげていました。「もっと、ちょーだい」というアピールもなかったので多くはあげていなかったのです。ごめんよ、息子よ。
頻回授乳で困っている方は、食事量を増やしてみてくださいね。
これで、私も息子も断乳開始日まで夜ぐっすり寝れるようになりました!
母乳外来での断乳相談 まとめ
助産師さんに、断乳に対して心配していることなど話を聞いてもらえて、断乳をポジティブに捉えられるようになりました。
個人差はあると思いますが、離乳食の量を増やすことで、断乳・卒乳の時期や目処が見えてくると思います。離乳食の量が適正だと、お腹が満たされて夜間起きないので、本当に楽になりました。
次は、いよいよ夜間断乳に向けて準備していきます!また改めてレポします!
頻回授乳で困っているママが少しでも楽になりますように...☆