子どものために、良い教育、良い環境で育ててあげたいと思うのが親心だと思います。
しかしその前に、「大切なのは親が子どもにどう接しているのか」です。
幼少期の子どもの育て方が、その後の子どもの人格・人生を変えるとよく言われています。
ベストセラー育児本 「親力」で決まる!子どもを伸ばすために親にできること を参考に、幼少期の子どもの接し方についてまとめていきます!
目次
ベストセラー 育児本から学ぶ
子どもを伸ばすためのポイント
上記「あわせて読みたい」の2記事に、家庭でできる子どもの伸ばし方や接し方など具体例を用いてご紹介してきました。
そこで今回は、子どもを伸ばすために絶対に気をつけたい子どもとのやりとりについてご紹介していきます。
1. 一貫性と継続性をもつ
そもそも一貫性とは
「一貫性」とは、「始めから終わりまで、矛盾がないこと・筋が通っていること」を意味する単語です。たとえば、始めから終わりまで、一つの考えによる主張や同じ方法を貫き通す様に対して「一貫性(一貫性がある)」と表現します。
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時と親の気分や機嫌によって、ブレてはいけない
例えば、歯磨きについて。
「食べたら磨こう、いただきます」
「ごちそうさまでした、さあ磨こう」
をセットで毎日すること。
自分で歯磨きができる年齢になっても、親が「歯磨きについて気にかけてあげる」ことが大切、自分もすっかり忘れていて、後から子どもに歯磨きしていなかったと知って叱ることは無責任です。
2. 最大の課題は大人の感情コントロール
大人にも様々な状況がありますが、それを立場の弱い子どもに当てない
自分の感情を見つめる。いつも言わないことを、腹の虫が悪いからと言って、雑にそして相手に(子供ならなおさら)言ってはいけない。
頭で分かっていて後から後悔するのなら、そうなった時に、今自分は感情が荒ぶっているから良くないことを言ってしまいそうだ。と気づいて自分なりに回避すること。
3. 絶対NG! 人格否定はしてはいけない
注意をするのと、人格まで注意をするのは別物
他の育児本でも言っていましたが、絶対NGなことに挙げられる「人格否定」
例えば、状況が分かりやすい「歯磨き」について。歯磨きができてない行為について注意をするのは良いですが、行き過ぎてしまうと
「歯磨きしなさい!
なんで歯磨きをしないの、だらしない子だね。」
と言う言い方になってしまいます。
すると、子どもは頻繁に言われてしまうことで、「自分はだらしないんだ」と言う芽を植えつけてしまうことになってしまいます。
4. 謙遜のさじ加減
子どものことを褒められたら、素直に受け取る
日本人特有の感情かもしれませんが、褒められると「そんなことないですよ」と言ってしまう。自分では子どもの状況を分かっていても「そんなことない」と否定していたら、どうなるでしょう?
もし子どもが親の会話を聞いて理解できる年齢だったら、どう思うでしょうか?
ママは、パパは、自分のこと良く思っていないのかな。なんて思いかねません。
さらに気をつけたい例として、兄弟姉妹で比べてしまうこと。
本書によると「上の子は片付けができるんですが、下の子は苦手なんです」と言ってしまう親が多いそうです。
子どものことを褒められたら、素直に「ありがとうございます」と言って受け取ること。
日頃から、兄弟を比較して注意のつもりで言ってしまうのは気をつけていきたいですね。
親の育て方で幼少期の子どもは変わる まとめ
本書を参考に、ポイント4点をまとめてみました。どれも、気づかずに日頃から言ってしまいそうなことばかりです。
誰でもそうですが、毎日怒りたいと思って子どもに接している親はいないだろうし、人格否定をしたいと思って言っている親はいないと思います。
親の接し方や言い方次第で、子どもにどんな影響があるのかが分かります。
どうしても歯磨きが苦手で自分でできない子には、言うだけで突き放すのではなく、親が見て気にかけてあげることが大切ですね。
少しでも参考になれば嬉しいです。